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”どんな犬だってしつけできるのでは?”と思うかもしれませんが、実際犬の気質で問題の改善時間や大変さが大きく異なります。生まれながら持った個性の犬を同じ”性格”に育てることはできません。

常に何かを追って”仕事”をしたがるタイプ、臆病な犬は時に拒絶反応が強いタイプなら、首輪を触ったり、リードを持っただけで噛み付くような、根っからの警戒心の強い犬もいます。

逆にどんな方にも非常に扱いやすい犬もいます。こういった犬は拒絶反応が弱く、多少の問題でもへこたれない大胆さをもっています。かつ適度な繊細さも持ち合わせ、飼い主様が行う普通のコミュニケーションであれば、大した努力をしなくても普通に生活できる犬もたくさんいます

では具体的にどういった犬を選べばよいでしょうか。



なるべく選んで飼います。

まず自家繁殖をしていないペットショップでは飼わないでしょう。両親の身元がはっきりしない犬も飼わないでしょう。

それは子犬を見ただけではその犬の今後の情報はわからないからです。
血統書つきの犬だって、両親が先天疾患のある犬かもしれません。性格だって分かりません。両親や祖父母の犬はひょっとすると人を怪我させるような事故を起こしたことがある犬かもしれません。血統書には良い情報は書いてありますが悪い情報は書いてありません。

問題となる性格、健康状態は遺伝するのです。

雑種となるとその性質を健康状態を見極めるのはさらに難しいものとなります。

私たちは必ず選んで健康で性格的に問題の少ない両親犬、できれば祖父母犬までの情報を知った上で子犬を飼います。



ブリーダーは全て子犬の品質をこだわって掛け合わせをするのかといったらそうではないかもしれません。

情熱を注いで、犬種のスタンダード、よい気質、丈夫な体の犬を作成しているブリーダーもたくさんいますが、そうではないブリーダーも結構存在するかもしれません。

商売として非常にたくさんの犬種を掛けもちする方もいますし、うちのコがかわいいから一回くらい子供を作りたいといった一般レベルの人もたくさんいます。
ペットショップを通して子犬の市場でせりに出されれば、そまざまな出所の犬がペットショップに流れます。



明るいか暗いかといえば明るい犬を選んだほうがよいです。 神経質で社交性の少ない犬は重大な問題行動→”噛み癖”に繋がりやすいと思います

例えば抱っこをした際に嫌がり方、興奮の仕方をチェックします。ある程度明るく元気で口元をなめてくるくらいがちょうどよいといえますが、抱かれる手をあまがみしてきたり、抱かれるのを強く嫌がって飛び降りてしまうような犬は拘束されること自体を嫌がっている犬といえますので、警戒心が強いと思いますし、飼ってゆく上で後々大変でしょう。

考えていただければ分かりますが、野生の動物であるほど拘束を嫌がります。キツネやタヌキは成長のある段階になれば一切抱っこなどできません。噛み付いてきます。そういう意味で拘束を嫌がる犬は野生的とも言えます。私の考えではダッコができない、嫌がる犬は普通のペットとして選ぶのでしたらやめたほうがよいと思います。

また抱っこの際に怯えて固まっている犬もあまりよいとは思いません。典型的な怖がりな犬はパニックを誘発しやすいと思います。子犬はあくまでも明るいほうがよいです。

後は音への寛容さです。両手を叩いて大きく音を鳴らしてみたり、何かものを(本や空き缶)などを落としてみて、偶発的な音に対して逃げるような犬も好ましくないです。
あまりにも無関心な”気持ちがすわっている”ような犬もあまりよいとは思いません。あくまでも子犬らしく明るい犬を選ぶべきです。



犬と遊びたい、ドッグスポーツも考えている方は”犬のオモチャへの反応”をみてゆきましょう。ボールや紐などを投げて、取りに行く犬のほうが後々”遊ぶことがご褒美”としていろいろなことを教えやすいです。引っ張り合いをするような犬のほうがよいです。
逆におおらかな”まったり犬”が欲しいなら、オモチャへの欲が強すぎる犬は避けるべきです。例えばオモチャは投げたら取りに行くくらいならよいですが、オモチャへの執着が強く、オモチャを放してくれないような犬は、まったりした犬には向いていないかもしれません。持っているおもちゃに吠える犬も同じくでしょう。
良い犬であっても飼い主さまの目的と異なれば、飼ってゆく上で大変になります。



あとネットだけで選ぶかたも見えますが、子犬は必ず見て選びたいものです。

ショーに出陳している親犬たちは審査員に触られることを拒むことがない良質な犬がほとんどですから、普通の方にもとても扱いやすい犬を手に入れることができるはずです。

一方、生まれつき人の手に育てられることを拒絶するような野性的な犬もいるのということも知っていただきたい。

大まかに言えば少しだけ犬の嫌がるような口周りの中を見させてもらったり、首根っこをつまんでみたときに鋭く嫌がるような犬は、難しい犬といえますし、私の経験では生後45日の野犬の子犬(保護犬)が鼻にしわを寄せて本噛みするケースも見ています。2ヶ月程度の柴犬、秋田犬でも神経質で難しい個体をたくさん見ています。

トレーニングでその傾向を収めることもできますが、その神経質な傾向をいっぺんの曇りなく、完全に取り去ることができない犬もいます。

反対に面白いのが作業欲を引き出すために噛むことを強化されたベルギーのシェパードやジャーマンシェパードではおもちゃで遊ぶことは好きでもパニックを起こして噛むことが少ないことです。

こんなことがよくあります 子犬を連れて帰って2,3日後に

”あれ?このコ。抱っこすると嫌がって強く噛んでくる。抱っこできないし、これから大変かもしれない・・・”

と気付いても既に遅いです。あなたはそのコを一生育てる義務があります。

逆に特段のしつけをしなくても、みんなのアイドルになりえる犬もたくさんいます。

犬は長く先人が苦労して交配を重ねて作り上げたものです。そのおかげで私たちを含め飼い主は犬という動物を家族同然として飼う事ができます。

良くあることですが”このコは機嫌が悪いと噛み付くけどかわいいから子犬を残したい”といって気質的に問題がある犬でも交配させてしまう飼い主がたくさん存在していることです。
そのような両親犬もその後市場などを通して一般に販売されるケースもあるはずです

犬の性格は遺伝が強く出ますので、4代くらい前の犬の先祖帰りもありますが、少なくとも両親犬の情報くらいは知っておきたいものです。


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